KIDS

「第1回 Touch the SmartCell!」を開催

2017年8月20日(日)、東京都港区のGlocal Cafeで小・中学生に向けたイベント
「第1回 Touch the SmartCell!」を開催しました。
近未来では一般的な科学技術になるであろうと思われるゲノム技術について、
子供達が体験しながら、学び、知ることが出来ないかと、
慶應義塾大学 環境情報学部の黒田裕樹准教授と神成淳司准教授の基、
遊びやゲームの要素を加えた体験コンテンツをご用意することができました。

当日の体験プログラム

体 験1競争の中で、ゲノムの可能性に気付くゲノムゲームユニコーン運動会

「ユニコーン運動会」は、ユニコーンのフィギュアを使ったレースを楽しみながら、才能の決まり方や、その才能がどのように発揮されるのかを感じてもらうゲームです。

ゲームはトーナメント制で進められ、決勝では勝ち続けたチームと負け続けたチームが対戦し、負け続けたチームは、1枚の染色体カードを最高スペックのCRISPR-CASカードと交換。このように、遊びながら、CRISPR-CASの仕組みに自然と気づいてもらいました。

※以下の右側の写真、Cマークが付いているユニコーンはCRISPR-CASカードでゲノム編集したユニコーンです。

このゲームは、WEB上でも体験していただけます。

WEBゲーム「ユニコーン運動会」はこちら

体 験2ゲノム編集技術に必要な要素を学べるCC GG探しゲーム

このゲームでは、atgcで書かれたDNAの文字配列(塩基配列)の中から、実際のゲノム編集と同じ仕組みで、CCとGGという文字列を、とても簡単なある一定の法則に従って探し、探し当てた数を競いました。
今回使用したatgcの配列は、Axial protocadherinという黒田准教授がクローニングした配列です。

体 験3カエルの受精卵を使った、マイクロ注射の実験マイクロインジェクション体験

マイクロ針作り

特殊な機械でガラス針を熱し、プログラムをした強さで両側に引っ張るという作業を行い、何人かの子供達にはスイッチを押して実際に引っ張ってもらいました。

マイクロインジェクション体験

産みたての未授精卵を現地で受精させ、受精卵を顕微鏡を各テーブルに配布し、顕微鏡の下で卵に針を刺してもらう体験を行いました。 その他、受精現場の紹介や、チロシナーゼが破壊されたアルビノのカエルの紹介、希望者には卵を配布いたしました。

黒田裕樹准教授の研究室「kerolab」 ホームページ

体 験4酵母関連のお菓子やジュースがもらえる縁日体験

子供向けのイベントということで、お楽しみ要素として縁日をご用意。ユニコーン運動会やCC GG探しゲームで配ったコインを使って、射的、輪投げ、スイカ割りを楽しんでいただきました。景品として、蜜蝋粘土や、発酵バターを使ったビスケット菓子、ナタデココ飲料、乳酸菌飲料、パン菓子、チーズ菓子、カルパスなど酵母関連の食品が当たるようにし、日常の中にある様々なものにゲノム技術が使われている、ということを実感してもらいました。

黒田准教授・神成准教授が語る「ゲノムについて」

その他のキッズプロジェクトの取り組み

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